≪研究成果≫免疫力増強の動物試験

[論文No.1031]

動物試験による免疫力増強効果の検討

マリンオリゴペプチドによる免疫力増強効果を探るため、北京連合大学保健食品機能検査センターに於いて研究を行った。

下記のとおり、有意差が認められた。
マウスにマリンオリゴペプチドを4週間投与した研究結果

● 遅延型過敏症試験

濃度依存的効果を示したが、高投与量群のみ有意差が確認された。

グループ/投与量 実験動物数 Joint Swilling (mm) P-値
0g/Kg. BW 12 0.37±0.18
0.22g/Kg. BW 12 0.54±0.21 0.136
0.45g/Kg. BW 12 0.58±0.25 0.055
1.35g/Kg. BW 12 0.60±0.21* 0.030

● ConA誘発性リンパ球形質転換試験

濃度依存的な効果を示し、中投与量群および高投与量群に於いて、有意な効果が認められた。

グループ/投与量 実験動物数 リンパ細胞増殖能力 P-値
0g/Kg. BW 12 0.18±0.08
0.22g/Kg. BW 12 0.19±0.10 0.998
0.45g/Kg. BW 12 0.31±0.10* 0.014
1.35g/Kg. BW 12 0.35±0.12* 0.001

● 体液中の免疫グロブリンを検証するPFCアッセイ試験

マウスの抗体産生に対して、濃度依存的効果を示し、中投与量群および高投与量群で、顕著な効果が観られた。

グループ/投与量 実験動物数 PFCアッセイ
(X103/全脾臓)
P-値
0g/Kg. BW 12 142±34
0.22g/Kg. BW 12 198±79 0.151
0.45g/Kg. BW 12 251±83* 0.002
1.35g/Kg. BW 12 241±83* 0.005

●炭素クリアランス実験

マクロファージのカーボン粒子に対する貪食作用に、全投与量群で顕著な効果が認められた。

■マウスにおけるカーボン-クリアランス実験
グループ/投与量 実験動物数 マクロファージ貪食指数 P-値
0g/Kg. BW 12 6.09±0.69
0.22g/Kg. BW 12 6.99±0.46** 0.007
0.45g/Kg. BW 12 6.84±0.98** 0.028
1.35g/Kg. BW 12 6.80±0.52** 0.042

● トリ赤血球に対する貪食実験

マクロファージのトリ赤血球に対する貪食作用に、全投与量群において有意な効果が確認された。

■マウスにおけるトリ赤血球貪食実験
グループ/投与量 実験動物数 マクロファージ貪食率 P-値
0g/kg.BW 12 29±10
0.22g/kg.BW 12 39±7* 0.022
0.45g/kg.BW 12 43±8* 0.001
1.35g/kg.BW 12 45±9* 1.70x10-5
■マウスにおけるトリ赤血球貪食実験
グループ/投与量 実験動物数 マクロファージ貪食指数 P-値
0g/kg.BW 12 0.49±0.18
0.22g/kg.BW 12 0.74±0.19* 0.019
0.45g/kg.BW 12 0.84±0.24* 0.001
1.35g/kg.BW 12 0.92±0.23* 3.04×10-5

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