- 1.0ペプチドとは
- 2.0当社のオリゴペプチド
- 3.0オリゴペプチド生理活性
- 3.1栄養素の運び屋
- 3.2免疫力向上作用
- 3.3血圧調整作用
- 3.4血糖・血中脂肪調整作用
- 3.5抗酸化作用
- 3.6筋肉増強・抗疲労作用
- 3.7腎機能保護作用
- 3.8肝機能保護作用
- 3.9創傷修復促進作用
- 3.10胃腸粘膜保護作用
- 3.11骨密度改善作用
- 3.12皮膚老化防止作用
- 3.13記憶力増強作用
- 3.14放射線照射対抗作用
- オリゴペプチドは直接吸収される
- 糖尿病とオリゴペプチド
アミノ酸吸収に関する認識の是正
「人体はアミノ酸を通してのみタンパク質を吸収する。」という一つの思い込みが訂正されるのにかかった時間はなんと一世紀でした。
最新の研究結果から、タンパク質の約2/3は、小腸の腸壁から平均分子量500Da以下のヂペプチド(アミノ酸2個)・トリペプチド(アミノ酸3個)という低分子オリゴペプチドの形で直接吸収されることがわかっています。
その際の吸収速度はアミノ酸の2倍以上、吸収効率はほぼ100%であることが証明されています。 それだけでなく、ペプチドの吸収はアミノ酸の吸収を邪魔しない、別ルートの吸収であることもわかっています。
アミノ酸吸収説の時代
1901年のCohnheimによる発表から、タンパク質を体内に吸収するのは、消化器官で分解されたアミノ酸が唯一の吸収形式であるという考えが支配的でした。
【1901年】Cohnheim 腸液によってペプチドはさらにアミノ酸にまで分解される。 【1957年】Agar 腸壁がGly‐Glyペプチドを吸収することを観察した。 【1960年】Smith、Neway他 Agarの観察を実験による証明を行った。 【1971年】Adib 放射性同位元素法を用いてさらに証明した。
ペプチド吸収の発見
1984年にAra達が腸壁にペプチドの吸収トンネルを発見したことにより、低分子ペプチドが直接吸収されることがようやく広く受け入れられるようになりました。
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【1984年】Ara他 腸壁にペプチドレセプターを発見した。 【1989年】Webb他 タンパク質の大部分が2~3のオリゴペプチドの形で吸収されることを証明した。 【1994年】Fei他 Ⅰ型レセプターのクロン化に成功した。 【1996年】Adib Ⅱ型レセプターのクロン化に成功した。
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参照:北京大学医学部教科書 『ペプチド栄養学』 千葉大学 堀部 『日外会誌・第88回・7号』