2.0 当研究所のオリゴペプチドの特徴

2.1 平均分子量が小さく直接吸収可能、平均分子量500Da以下を実現

人間が直接吸収できるとされるヂペプチド(アミノ酸2個)とトリペプチド(アミノ酸3個)は、アミノ酸の平均分子量は110Daなので、分子量500Da以下です。 この分子量500Da以下のペプチドをつくることは実験室レベルなら、さほど難しいことではありません。

しかし、生産量と生産コストの問題で食品工業的に生産することはいままで考えられませんでした。

当研究所はパートナーとともに長年にわたり製法研究をおこない、3種類の食品由来で超低分子のオリゴペプチド原料の生産を実現しました。

2.2遊離アミノ酸含有量8%以下が基準(実質3~4%)

ペプチドはアミノ酸とは違い、ペプチドの状態であるがゆえに、吸収速度や効率などの吸収特徴と生理機能の効果があります。

そこで、原料のペプチドを極限まで小さく分解しても、素材であるアミノ酸にまで分解しないことを品質基準にしています。

具体的には、ペプチド製品に含まれる遊離アミノ酸含有量が8%を品質基準としています。

しかし、当研究所の主なオリゴペプチド製品は実質で3~4%までコントロールできています。

2.3全ての必須アミノ酸を含むアミノ酸18種類を含有

ペプチドはタンパク質と同様、その栄養価値は含有するアミノ酸で決まります。

当研究所のすべてのオリゴペプチド製品は18種類以上のアミノ酸を含有し、しかも、9種類の必須アミノ酸をすべて含有しています。

2.4定向的酵素分解により、安定したペプチド

ペプチドの吸収の良さは分子量の大きさで決まりますが、ペプチドの効能効果はペプチドの種類が重要になります。

つまり、どのようなアミノ酸配列のペプチドをどれだけ含んでいるかということです。

当研究所のオリゴペプチドは国際特許を有する製造方法で、特殊な酵素を用いて、厳格にコントロールされた条件下で分解生成した安定したアミノ酸配列を持ちます。

開発したオリゴペプチド原料はいずれも数十種類のペプチドが同定され、既に血圧調整作用や血糖調整作用が証明されたペプチドが多く含まれています。

2.5構造的安定性:温度、酸アルカリ、消化酵素に強い

オリゴペプチドの構造は思った以上に安定しているものです。

温度は100℃まで、酸アルカリ性ではpH3~11までオリゴペプチドの構造に変化がありません。

また、タンパク質の消化酵素である胃、膵臓の消化酵素もオリゴペプチドを分解しません。

このような性質の安定性はオリゴペプチドが分解されず、小腸まで届き、直接吸収され、栄養素としてのみならず、色々な生理機能を発揮することを保証します。

これらはオリゴペプチドが直接吸収される証拠にもなります。

2.6水に溶けやすい、浸透圧が低い、等電点がない

ペプチド製品の分子量の大きさは、水に溶けやすいかどうかで割と簡単にチェックできます。

水に溶けやすくて、泡だたずに溶けるものは比較的に分子量の小さいペプチドと言えます。

オリゴペプチドがアミノ酸に比べて優れているのは、浸透圧が低く、アミノ酸のように大量に飲むと下痢になることがないことです。

また、オリゴペプチドは等電点なく、酸性の胃の中でも、アルカリ性の小腸の中でも固まらず、スムースに吸収されます。(等電点とは、あるpHになると、豆腐のように固まることです。)

2.7 大量のエビデンス(基礎、動物、臨床実験)

当研究所では安全で安心できる商品を開発するために、多くの基礎研究や動物実験、臨床実験などを行い、その論文を紹介しています。

詳しくは論文のページをご覧ください。

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