[論文No.1038] コーンオリゴペプチドの抗疲労効果に関する研究

要旨
【目的】
 コーンオリゴペプチドの効果を探求するために、コーンオリゴペプチドの抗疲労作用について研究を行った。

【方法】
 6〜8週齢の雄マウス48匹を無作為に4群に分け、陰性対照群には蒸留水、低・中・高の3投与量群には各0.03、0.5、1.5g/kgのコーンオリゴペプチドを体重10gに付き0.2mlずつ、28日間連続強制投与し、各指標の測定を行った。コーンオリゴペプチドがマウスの遊泳時間、クライミングポール時間、血中乳酸、血中尿素窒素、肝グリコーゲンの含有量と筋グリコーゲン含有量などに与える影響について状況観察と共に、群間に基づき、比較検討を行った。

【結果】
 群間比較の検討により、コーンオリゴペプチドは、マウスの遊泳の耐久性を延長させ、クライミングポールでの時間も延ばし、血中乳酸と血中尿素窒素濃度を低減させ、肝グリコーゲンおよび筋グリコーゲンの含有量を増加させたと確認された。

【結論】
 本実験結果より、コーンオリゴペプチドには抗疲労効果の在るとことが認められた。