要約
【目的】
コーンオリゴペプチドが飲酒に及ぼす影響について研究する。
【方法】
年齢22~28歳の健康な青年男性ボランティア30名に、朝8時から15分間内にアルコール度数38度の北京二鍋頭白酒100mlを飲酒させ、飲酒後、コーンオリゴペプチドを全く投与しない(陰性対照群)場合とコーンオリゴペプチド1g、2g、4gを各投与した場合で、飲酒30分後の静脈血採取による検査結果を比較検討し、コーンオリゴペプチドが飲酒時に及ぼす影響について調べた。実験毎に24時間間隔を開けて実施した。
【結果】
飲酒後、30分毎の各時間に於ける群間比較では、高投与量群と陰性対照群に有意差が見られた。60分と90分後の高投与量群と低投与量群でも有意差が確認された。コーンオリゴペプチドの投与は、飲酒後の呼気に顕著な影響を示した。飲酒30分後の静脈血採取による全血アルコール濃度の結果では、コーンオリゴペプチドの中、高投与量群で有意に低下した。
【結論】
コーンオリゴペプチドの摂取は、30分後の呼気中アルコール濃度と血中アルコール濃度を有意に低下させた。