[論文No.0017] アルコール誘発早期肝障害ラットにおけるマリンオリゴペプチドの保護作用に関する研究

要約
【目的】
 アルコール誘発早期肝障害ラットにおけるマリンオリゴペプチド(Marine Collagen Peptide, MCP)の保護作用を検討し、その基本的な作用機序を探索する。

【方法】
 SD雌性ラット52匹を無作為に体重別に基づき、正常対照群、肝障害モデル陽性対照群及びMCPの低、中、高投与量群(0.225g/kgBW,0.45g/kgBW,0.9g/kgBW)に群分け後、アルコールにより早期肝障害ラットモデルを作製すると共にMCP投与も開始し、4週間後に致死させ、血清アラニンアミノ基転移酵素(ALT)、アスパラギン酸アミノ基転移酵素(AST)、アルブミン(ALB)、血漿総蛋白(TP)、総コレステロール(TC)、トリグリセりド(TG)等の指標を測定した。

【結果】
 MCPはアルコール誘発早期肝障害ラットの一般状態を改善し、血清ALTとASTレベルを低下させた。同時に、血清MDA水準値が低下し、SOD活性値が上昇すると共に、血清TCとTG水準値も低下した。

【結論】
 MCPはアルコール性肝疾患に対し、保護作用を示した。そのメカニズムは生体の抗酸化レベルを高め、脂質代謝を改善することに関連すると考察される。