要旨
【目的】
工業製品マリンオリゴペプチドを研究対象として、その抗酸化ペプチドの分離方法について、サイズ排除クロマトグラフィーおよびイオン交換クロマトグラフィーを用いて調べた。
【方法】
第一の勾配溶出および直接定組成を有する分子排除クロマトグラフィーおよびイオン交換クロマトグラフィー、次いで勾配溶出分離法の3種類の溶出法で調べた。
【結果】
アイソクラティック分析で、その分離の状態が最も良く、5溶出ピークに分かれた。この方法で、最適な溶離液のpHは5. 5で、最適なサンプル量は50mgであった。最適化された分離条件の下での試料の分離と濃縮では、脱塩後の分離の前後に、抗酸化活性を測定し、マリンオリゴペプチドと比較すると、3# 、4# 、5#のピークで強い抗酸化活性を示した。特に、3#で抗酸化活性は最強の10.6倍に増強した。
【結論】
工業生産されたペプチドの高い抗酸化活性は、特定の基準値を保持していた。