[論文No.1004] 手術患者用初元ブランド特殊栄養食品の栄養効果についての研究

要旨 

【目的】
手術患者用初元ブランド特殊栄養食品が、術後患者に及ぼす栄養効果について研究する。

【方法】
2011年5月四川大学華西病院の術後患者93症例を対象として、実験対照群31症例、陽性対照群30症例、陰性対象群32症例の3群に無作為に群分けを行い、二重盲検法に従い、14日間介入実験を行い、術後患者用回復特殊栄養食品の影響、効果に対し、群間比較に基づく調査研究を行った。

【結果】
3群間の被験者の肝臓ならびに腎機能の検査値は正常範囲内で、介入前後の変化に有意差は確認されなかった(P> 0.05)。介入後の陽性対照群と陰性対照群の三頭筋の皮脂厚(TSF)と上腕周り(ACレベル)は有意に減少した(P <0.05)。介入後の実験群と陽性対照群のプレアルブミン値は有意に増加したが(P <0.05)、両群間の比較では有意差は認められなかった(P> 0.05);介入後の実験対象群でのヘモグロビン値は、陽性対照群に比較して有意に上昇した(P <0.05)。が、陽性対照群と陰性対照群の比較では有意差はなかった(P> 0.05);実験群の総蛋白TP、ならびに陽性対照群のALBは介入前より有意に高かった(P <0.05)。介入後の実験群と陽性対照群のGLB、IgG、IgAおよびIgMは増加し(P <0.05)、IgAの変化は3群間においても有意差が認められた(P <0.05);実験群と陰性対照群のLYMは介入前より増加したが(P <0.05)、陽性対照群では有意差が確認されなかった(P> 0.05)。

【結論】
本研究では、手術患者用初元ブランド特殊栄養食品の栄養剤が術後患者の栄養状態ならびに免疫機能の向上に一定の効果的な役割を果たしたことがを確認され示した。