第五回 国際食品由来ペプチド学術交流会議が開催されました。

 2017年12月10日に、大阪国際会議場にて学術交流会が『盛大に』開催されました。

どのくらい盛大でしたかって??

参加者、なんと430名以上!!

中国の方、アメリカの方、その他の方、そして日本の方々。

研究者、研究協力者、スポンサー、そしてペプチド愛飲家たちが、学術交流のために日本を訪れ、国際会議場ホールを埋め尽くしていました。

交流のメインは、やはり先進的なペプチド研究の報告です。

10台の研究成果が詳細に報告されました。

肝臓に及ぼす影響、褥瘡改善、血圧調整作用、癲癇(てんかん)への活用など健康を維持管理するだけではなく、疾病を予防し、また疾病の症状を改善する有効性の高い研究に目をみはるばかりでした。そして、ディスカッション。研究者どおしのディスカッションは専門的でむつかしいですが、日々の成果がそこに現れていました。

 

 

現代社会における栄養は、日常生活や生活習慣病にも関わっていて、社会にとっても大事な分野です。

ペプチドを簡単に説明すると、

① 低分子で、体内で直接吸収されるところ

② 様々な生理作用を持っており、自らの力を引き出して身体を整えるところ

③ 最良のタンパク質であり、身体を構成する要素であるところ

というように、身体を構成する要素と言った単純な面もあります。

しかし、発表からは人間の基本的な営みに欠かせない栄養素でありながら、健康の維持、よい人生にも欠かせない栄養であることがわかり、その研究の発展には目を見張るものがありました。

 

自分の、または家族の健康のために、栄養を選択して摂取するってすごいですね。

ペプチドは欠乏欲求ではありません。

欠乏欲求とは、「自分に足りないから、他から得ることで満たそうとする」という行動で、単にエネルギー量の欠乏を満たすためには、日常の食事で十分です。

つまり、ペプチドは成長欲求なのではないでしょうか。

成長欲求とは、「自分は満ち足りてはいるが、よいもので身体をもっと満たそうとする、または身体をよりよくしたい」という行動で、健康だけでなく、人生を見つめた行動です。

わたしは学術発表を聞きながら、そんなことを考えていました。

聞きながら??

はい。今年も昨年と同様に同時通訳がありましたので、本当に助かりました(心の声より)。

 

人々の健康に直接関わる科学研究は、健康を作り、その健康がよい社会を作ります。ますます発展していく研究活動のその場にいられたことに感謝した一日でした。

 

それでは、みなさん。

より多くの人が健康で、幸福な1年として今年が結べますように。

 どうぞ、よいお年をお迎えください。