内面は見えない?

みなさま、こんにちは。

2月ですね。

いまは1年で一番、肌が乾燥する時期ですが、お肌の調子に変わりはありませんか。

大気中の水分は、秋から急速に低下し1月が一番低下するのですが、肌が一番乾燥するのは2月です。それは、大気の乾燥よりもエアコンによる影響が大きいから。

みなさんは、エアコンをつけっぱなしにされていませんか?

室内の湿度目安は一般に40~60%といわれていますが、我が家では湿度が18%と砂漠のように乾燥していることが度々あって驚きます。

 

気象庁が1880年から続けている調査では、東京都で年間気温は約3度上昇し、年間湿度は約20%低下したそうです。40年で東京もすっかり温暖化し、乾燥地帯に近づいています。

昔から「色白は七難隠す」と言われてきましたが、肌は美の指標のひとつです。

最近、若い女性が「恋人の前で化粧は落とさない」と言っているのを耳にしましたが、いくつになっても大切な人の前では綺麗でいたいもの。それなら素肌の美しい人なるしかありません。

 

先日、肌診断をする機会がありました。

海と山をこよなく愛する私(^^)ですので、日焼けによるダメージが大きいはず。肌老化を知りたいような、知りたくないような・・・複雑な気持ちで診断していただきました。

 

そこで、今回は肌の老化に関する実験をご報告させていただきます(論文No.0031 マリンオリゴペプチドの抗皮膚老化に対する実験)。

この実験は、老化を促進するD-ガラクトースを投与し、亜急性的に老化させた36匹のラットにマリンオリゴペプチドを与えて肌への影響を調査したものです。

まず、①6匹はマリンオリゴペプチドの投与なし。②10匹はマリンオリゴペプチドを0.225 g/kg、③10匹は0.45 g/kg、④残りの10匹は1.350g/kgを投与しました。

それぞれに規定量のマリンオリゴペプチドを90日間投与した後、皮膚組織の形態変化と、3種類の抗酸化作用を血液検査で調査したものです。

 

 

まず、皮膚組織の形態変化では、マリンオリゴペプチドによる介入を行った30匹のラットは、マリンオリゴペプチドを投与しなかったラットより表皮が肥厚し、真皮層では線維芽細胞が活性化していました。“ふっくら肌”と言えそうです。

次に、マリンオリゴペプチドによる介入を行ったラットでは、抗酸化酵素SOD活性が上昇し、また抗酸化作用であるCAT活性も有意に上昇していました。効果は量に比例し、より多く飲んだラットの抗酸化作用に効果あり。さらに、0.45 g/kg以上を投与したラットでは、老化に関与する脂質過酸化産物MDAが低下し、老化に抵抗していることがわかりました。

つまり、マリンオリゴペプチドは抗酸化能を向上させ、皮膚の老化を遅らせることで皮膚組織の老化を防止する効果があることが明らかになりました。

お化粧美人もいいですけれど、素肌が美しいと輝きが違いますよね。

内面は隠し切れない、そう思うのですがいかがでしょうか。

 

さて、わたしの肌診断結果は・・・。

残念ながら水分量が少なめでした。しかし、メラニンによる色素沈着は少なく、深いしわもなし。毛穴も開いていませんでした。年齢比ではまずまず良い結果でした。ばんざい。

それでも、20歳にした初めての肌診断では、色素沈着、しわ、水分、油分のどれもが実年齢よりだいぶ老化していましたので、努力の成果は十分だと言えます。

ペプチドを服用されているみなさま、いちど肌診断を受けてみてはいかがですか?

より効果を実感できるかも。

 

さて、公園では梅の花が見ごろです。

梅は自ら熟して花開く。ひとも、身体を整えると自然に花開くのではないでしょうか。

そろそろ開花のとき、と思う今日この頃でした。