ツウな飲み方

みなさま、こんにちは

 

ジングルベルが鳴る中ですが、寒暖の差が激しく、滋賀や京都で桜の開花が見られています。

12月も残すところ少しとなり、おつきあいの増える時期ですね。

いかがお過ごしでしょうか。

 

 

年末にむけて忙しく、笑顔になったり、失敗したり話はつきませんが、先日こんなことがありました。

 

久しぶりに友人と京都で会合~。寒い日で「とりあえず生中」という感じではなかったので、「焼酎をボトルで。お湯で」と注文しました。

若い店員さんは「焼酎のボトルをお湯で。」と口頭確認して戻っていきました。

10分が経ち、遅いなあと思い始めたとき、“それ”はやってきました。

こぼさないように、重そうに、そーっと店員さんが運んできてくれたのは・・・。

ワインクーラーいっぱいのお湯に、焼酎ボトルが浸かっているもの。

そう、お風呂に浸かった焼酎ボトルでした。

あんぐりして・・・そのあと、笑笑っ。

いろいろなお酒の飲み方仕方があるものだと、12月にして今年の一番の笑いとなりました。

 

お酒と言えば、個性があって、その一つが度数ではないでしょうか。

ビール・発泡酒は5度、酎ハイは7度、ワインは14度、日本酒は15度程度。

このくらいなら朝飯前??

蒸留酒では度数もぐんと上がって、ウィスキー・ブランデーは40度から、ウオッカはさすがの60度も。

さらに上を行くお酒では、ニュートラルスピリッツなどは95度から・・・。

わたしは最近50度のテキーラをいただきましたが、95度なら喉から火を吹けるかもしれません。ぜひ、拭いてみたいものです。

 

私たちは、アルコールを飲むと肝臓でアセトアルデヒドという物質に分解され、アセトアルデヒドは「アルデヒド酵素」によって害のない状態に分解されるのです。

しかし、日本人の約40%はこのアルデヒド酵素の活性が弱い(=低活性)という体質を持っており、さらにアルデヒド酵素の活性がほとんどない(=不活性)という体質の人も数%おり、お酒に弱かったり、全くお酒を飲めないといった人がいます。

そんな人にお酒を無理に飲ませると、命の危険が。

 

残念なお知らせですが、「アルデヒド酵素」は遺伝によって受け継いできたものなので、鍛えようとしても、小さな成果しか得られないことが知られています。

日本は、世界的に見ても「アルデヒド酵素」が不活性・低活性の人の割合が多く、なんと44%の人はお酒に弱い人種です。

アメリカやヨーロッパでは不活性・低活性の人は2%以下ですので、酒に弱い人が半数存在するというのは日本人の特性と言っても過言ではありません。

 

お酒は美味しく適量を。

ご自身の酵素量に合わせて飲むことが、美味しさの秘訣です。

適量を飲むに超したことはありませんが、飲みにケーションはひとつの楽しみであり、年末のお仕事でもあります。

酵素を増やす努力は実らなくても、コーンオリゴペプチドはアルコール分解促進効果が証明されています。飲んだアルコールを半分量に近づける小さな魔法です。

 

 

転ばぬ先の杖。

わたしをスキーに連れて行って。ならぬ「わたしを酒場に連れてって」。

楽しい年始年末のために、ポケットにオレンジの粒を。

またはわたしをお連れ下さい、きっと代わりに飲むでしょう。

 

さて、終わりに先ほどの続きをひとつ。

風呂に入った焼酎は、ほんのり温かかったのですが。

ツウなふりしてストレートで飲むわけにも行かず、お湯を持ってきてお湯割りでほっこりいただきましたとさ。

 

それでは、みなさま

こころと身体によい年始年末となりますように。