みなさん、こんにちは。
穏やかだった年始を越え、極寒の日本列島(××;)。
各地から雪の便りが届いていますが、みなさんはいかがお過ごしでしょうか?
こんな寒い季節は、炬燵に入って読書をしながら過ごしたいものです。
最近、読んだものと言えば?
友人に勧められ、佐々木常夫氏の本を数冊読みました。そして、鈴木さんの講演も聴講させていただきました。
そこで心惹かれたのは、「イミテーション(模倣)から、イノベーション(革新・発明)へ」という言葉。
自分のオリジナルにこだわることも悪くはないが、まず良いと思ったものを真似てみる。
つまり、
①先人の知恵を拝借して良いものを生み、
②その良いものを自分のものとして活用し、
③活用しているうちに、自分らしさや知恵・知識が投入されて革新的な創造につながるということ。
そうですね。
わたし達は、さまざまな新しい商品に囲まれて生活していますが、その多くは以前の商品に少し工夫を加えただけのもののような気がします。
過去から受け継がれてきたものと、それらが形を少し変えたもの。
まさに、温故知新「故きを温ね、新しきを知る」の再確認でした。
優れたイミテーションの先にイノベーションが待っている。
自分探しに翻弄せず、在るものを見つめなおすことの貴重さについて学びを得た講演会でした。
そうそう。
みなさんは、ペプチド研究の成果をもう読まれましたか?
昨年2月に出版された「外科と代謝と栄養」から、以下をご紹介させていただきます。
『大腸がん周術期におけるオリゴペプチド製剤(PN-2)投与の安全性および有用性について:探索的無作為化比較試験(論文No.1092)』
この論文は、手術を受ける大腸がんの患者さん21名のうち、10名は14日間ペプチドを飲み、11名はペプチドを飲まず、飲む前と手術直前、手術後に身体計測と血液検査とアンケートを行った研究です。
その結果は?
はい、予想どおり。
ペプチドを飲まなかった患者群では手術の影響によって栄養状態下がっていました。
しかし、ペプチドを飲んだ患者群では、飲まなかった患者群より栄養状態が良く、創感染などの術後合併症が抑えられていました。
日本の死因の第一位は悪性新生物です。
その中でも大腸がんは、2位に多くて毎年12万人の人が罹り、その数は増加しています。
明日は我が身かも。
その手術でペプチドの栄養効果が見られるのですから、これはイノベーション(革新的)!!
健康と栄養の関係は、切っても切れない縁で結ばれています。
良いものを真似してみる価値はありそうです。
さて、別件ではありますが、最近バタフライを華麗に泳いでいる73歳の女性と知り合いました。
健康の秘訣は?
栄養と睡眠、そして人生を楽しむこと。
それでは、みなさん。
寒さで筋肉が緊張してしまう毎日。
寒さにも負けない身体とこころとご縁が結ばれますように。