宇宙でペプチドを使った実験

宇宙でペプチドを使った実験

 

ペプチドの薬としての開発が進んでいる。

今回は、宇宙で日本人の金井宇宙飛行士がペプチドを使った実験を行った。
その結果は、まだ発表されていないが、創薬に役立つことは間違いないだろう。

 

ペプチドが人間の体にとって、とても役に立つアミノ酸の結合体であることを知らない人も多いようです。
今回の実験結果が、健康のために、ペプチドがいかに良いのかを証明してくれていることになれば幸いです。

 

金井宇宙飛行士「健康のヒントは宇宙に」
2018年6月9日 19:45
「ペプチド」はタンパク質を構成する物質の一種で、その構造によって無数の種類がある。その中から、異常なタンパク質と結合して病気の進行を止めるペプチドを探し出すのは至難の業。そこで考えられたのが重力のない宇宙空間での実験。
ペプチドリーム・舛屋圭一取締役「砂糖水を作って置いておくと底の方が濃くなって甘く、上の方は薄く甘くないという現象が起こる。それを宇宙に持っていくと重力がなくなるので、上から下までほぼ均一な溶液が作れる。その中(宇宙)でタンパクとペプチドを結晶化をさせると地上でやるよりも宇宙でやった方がきれいな結晶が取れる」
タンパク質の結晶の写真を比べると、重力の影響を受けない宇宙空間で作られたものは、地上と比べ、均一で、構造がはっきりした結晶ができているのが分かる。
そのため、ペプチドとタンパク質がどのように結合しているかが分かり、薬の開発に向けた分析がずっと容易になる。

引用元:『日テレNEWS24 ライブ配信