酷暑の候、いかがお過ごしでしょうか。
研究員の前原です。しばらくお暇いただいておりましたが復活いたしました。
みなさん、改めてよろしくお願いいたします。
夏、真っ盛りですね。
各地で最高気温が更新され、熱帯夜も続いています。
私のまわりでも、挨拶の前に「あついっ」という言葉が交わされています。
連日テレビから流れてくる最高気温情報は、不快指数を増加させ、体感温度を引き上げます。
それでも最高気温は百葉箱(ひゃくようばこ)で調査された温度なので、実際の体感温度はプラス5度だとか。
昨日の最高気温は38度だった・・・という場合、体感最高温度は43度。
疲れも取れない毎日ではありませんか~。
国土交通省はじめ、日本の研究では【室温28℃】が快適とされ、また【外気との温度差は5度以内】を目標に室内温度を設定することが推奨されています。
それでも、エアコンが効きすぎたり、反対に効きにくかったり、体温調節機能も夏ばて気味。
温度差による発汗や寝苦しさから、睡眠不足になったり自律神経が乱れたり、食欲不振や疲労回復の妨げになっていませんか?
なんとなく体がだるい、疲れが取れにくい日が続くあなたは要注意。
そこで、疲労に関するペプチドの調査をお届けします。
『小麦オリゴペプチドのラットの窒素代謝ならびに胃腸粘膜の構造•機能に及ぼす影響(論文No.1048)』より。
この調査では、ラット50匹を、①エサのみ、②エサと少量の小麦ペプチド、③エサと中等量の小麦ペプチド、④エサと多量の小麦ペプチド、⑤エサと小麦タンパク質を与える群にわけ、それぞれ10日、20日、30日目に血液、胃腸、尿、便の検査を行っています。
その結果、小麦ペプチドを食べたラットは、タンパク質の消化率がよく、純タンパク質の利用率が大幅に向上し、血清総タンパク質含有量も向上していました。また、低・中等量の小麦ペプチドを食べたラットの胃腸上皮細胞は陰性対照群に比べて、密に整然と並んでおり、腸粘膜のアミノペプチダーゼ活性を大幅に向上させていました。
つまり・・・?
小麦ペプチドの適量の摂取は、タンパク質の吸収と利用を大幅に向上させ、疲労回復効果あり。また、胃腸粘膜の保護作用によって、食欲を回復させたり促進したり、エネルギー不足を予防します。
そう、夏バテ予防および夏バテ改善にペプチドは効果ありですっ。
さて、夏は始まったばかり。どうぞ、夏バテには十分ご用心を。
そして。
夏バテ対策には、ペプチドを続けてどうぞ~。
それでは、みなさんの暑い暑い夏が、おいしく元気に満喫できますように。