みなさん、こんにちは。
みなさんは最近何を発見されましたか?
わたしは、自動販売機にHOTドリンクを発見しました。小さい秋は、そこかしこに発見できるものです。
秋は「秋は夕暮れ」と詠ったのは清少納言で『枕草子』に記されています。
夕陽が射して、山の端近くにはカラスが寝床に帰ろうとして、3羽4羽、2羽3羽と急いで飛んでいく様子はしみじみとした趣がある。まして、雁が列をつくって連なっているのがとても小さく見えるのは、たいへん趣が深い。また太陽がすっかり沈んでしまってから聞こえてくる、風の音や虫の声などもまた趣が深いものである。
秋は、隠れもせず。
「発見」といえば、わたしは最近、なにかしら物を探す機会が増えているように思います。
一体、世間の人はどのくらい忘れ物をしているのでしょう?
ある統計によると、ひとは1日10分忘れ物を探しており、1か月では300分。つまり、5時間を探し物に費やしているそうです。1年間にすると・・・60時間か。
1日のうち、たかが10分。されど10分。
ぴったり。
わたしはちょうどそのくらいで心当たりがあります。トホホ。
ウォールストリートジャーナル(1992)では、一般的なビジネスマンは年間に6週間を探し物に費やしているとされており、仕事の12パーセントは探し物の時間だそうです。
面白かったのは、英国の民間の保険会社が成人男女3000人を対象に行った調査で、探し物をする回数は1日平均9回で、年間の探し物は285個だったそうです。この統計では、同じものを何回も何回も探していることになっています。
これにも心当たりあり。
みなさんは、探し物トップ5は想像できますか?
1位から携帯電話、家の鍵、車のキー、書類、眼鏡。
どれもそんなに小さくはない必需品ですね。
さて。
物を探す10分を、みなさんはもったいないと思いますか?
もちろん、もったいないと思います。
それでも紛失物はゼロにはならない。すべての物を管理するのは大変ですから。
そこで、それを発見の喜びを感じるための時間にしてしまいましょう。
無くなった物が見つかったときに、この一言をどうぞ。
I found it !! (見つけたよ)
わたしはこれを言うだけで、かくれんぼしていたころのような嬉しさが生まれました。
これも発見!!
年齢を重ねてからの時間管理には物を紛失しないようにすることが含まれ、そして無くしたことを楽しむゆとりも重要な時間に含まれます。
さて、夜が長くなり時間が長くなったように感じるこの季節。
みなさん、新しいものではなくても身近な何かを発見してみてはいかがですか?