失敗にチャレンジする

みなさま、こんにちは。

桜吹雪、舞い始めた3月末。

みなさんが最後に卒業式に出席したのはいつですか?

わたしは今年。

いくつかの卒業式に出席する中で、自分の卒業式のことを思い出していました。

 

みなさんの卒業式には、予行練習がありましたか?

わたしの卒業式には必ず予行練習があり、式当日には送辞も答辞も聞き飽きていて、卒業式で感傷に浸った記憶はなく、いわゆるセレモニーでした。

しかし、今年は「こころに響く」門出の言葉に出会いました。

その言葉は、

「人生に失敗がないと、人生を失敗する」というもの。

人生に失敗しない者はいない。だから失敗を恐れず、しかし同じ失敗は繰り返さず、勇気を持って前に進めるように、と。

この言葉は、精神科医であった斉藤茂太さんの名言になっていましたが、「失敗してもいい」ということより、むしろ「失敗しなくちゃいけない」ということに感銘を受けました。

 

ひとは成長するにつれ、失敗を恐れ何事にも慎重になりやすいものです。

みなさんは、これまでどのような失敗をしてこられましたか?

ちなみに、私がこころ折れた失敗は・・・。

10年ほど前になりますが、友人に送るはずのメールを、職場の一斉メールで送ってしまったことがありました。友人に吐くちょっとした愚痴(というか本音)を上司にも送りつけてしまったのですから、3日間ほど眠れない日々を過ごしました。

それから、メール送信だけでなくFAXや手紙など宛先の確認を慎重にするようになりました。失敗を取り返せるとは思いませんが、失敗から学ぶ。

 

失敗について、松下幸之助さんは「失敗したところでやめるから失敗になる。成功するまで続けると、それは成功になる」と。また、アルバート・アインシュタインは「一度も失敗をしたことがない人は、何も新しいことに挑戦したことがない人である」と言ったとか。

私たちは、いつも失敗の渦中にいて、失敗を繰り返し、それが成長への糧になっていることに気がつきません。しかし、数々の失敗が、人生の大きな失敗を食い止めていたのかなと思えた卒業式でした。

 

4月からの新年度にむけて。

過去を振り返り、その失敗を笑える今に感謝を。

年度末とは、失敗を笑うための時期なのかもしれませんね。

 

さて、みなさん。新年度に向けて体調は万全ですか?

「人生にペプチドがないと、人生を失敗する」とは言いませんが、身体と精神が安定して過ごせますように。

 

 

それでは、2019年度。

新たな失敗に、みなさんと一緒にチャレンジしていけますように。