七草粥

日本では、正月明けて7日の日に、七草粥を食べる習慣があります。邪気を払い万病を除く占いとして知られていますように、お正月で食べ過ぎた胃腸に吸収しやすい優しい食べ物としても有名です。身体に過度の負担をかけないように食べることが健康の一番の秘訣と言えます。

 

七草粥と言いましても、どこでも七草全部を入れるのではなく、郷土によって個性があるようです。私個人としては、簡単で恥ずかしいばかりですが、新米と水でゆっくりと炊いた白粥に、さっと塩茹でをした七草を細かく刻んだものを載せて食べるのが好きです。七草の代わりに水菜等でも美味しく戴けます。秋の七草に比べ、春の七草には、新たな年に芽吹くような清浄な香が立ち上るようで、古来愛されて来た温かな七草粥に、ひとときの安らぐ思いが致します。