ひとりの人間ではある

column_img20161215_01気温が下がり、鼻が真っ赤になる季節(^^)/

みなさんも何かとお忙しくお過ごしでしょうか。

 

12月と言えば、クリスマス。

もしもサンタクロースがいるとしたら、みなさんは何を願いますか?

 

『彼にもらいたいものランキング』を見てみると、予想を裏切られることもなく、時計・かばん・ネックレス・指輪など、記念に残る品物が多いようです。

アンケートでこころをひかれたのは、これ→『思い出』

そうですね。思い出に残る何かって、ひとがひとを想う気持ちで成り立っているのかもしれません。

 

先日、学生のみなさんと「もしサンタがいるなら??」という話をしていました。

そのうちのひとりは、こう言いました。

「コミュニケーションが苦手なので、コミュニケーション技術がほしい」

・・・。

いや、最近のサンタクロースは神のような存在なのかもしれません。

まぁ、確かに「神ってる」気はしていますが。

 

それから、少しコミュニケーションについて考えてみました。

 

コミュニケーションが苦手ということは、スムーズな会話が続かなかったり、聞きたい答えを聞くことができなかったりということでしょう。

多くの場合、コミュニケーションはそれ自体には目的はなく、手段というように思っています。

例えば、コミュニケーションすることで、仲良くなったり、情報を得たり、それを通して商売がうまくいったり、楽しい時間が持てたりすることです。

 

そこで、学生さんと苦手なことから始めないことをしました。

学生さんの苦手な「ひとと話す」ことから始めると、焦りや不安があり、うまくいかない経験は誰でもあるでしょう。

 

そこで、傍にいることを目標にしてみました。

同じ空間に存在すること。

同じ空気を吸うこと。

呼吸のペースを合わせること。

話のペースを合わせること。

同じもの、同じ方向を見ること。

しぐさや姿勢を真似ること。

相手の言葉をそのまま返すこと。

逆説(しかし、でも、だけど)の言葉を避けること

 

その結果、彼女が得たものとは。

ひととの関係が話すことだけではない体験をしたことで、少し自分に自信が持てるようになったそうです。

クリスマスの夜に、あなたは何を願いますか?

 

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今年の最期に、みなさんに届けたい言葉。

 

障害がありながら社会運動家・女性運動家として活躍したヘレン・アダムス・ケラーは、このような言葉を残しています。

 

私は一人の人間に過ぎないが、一人の人間ではある。

何もかもできるわけではないが、何かはできる。

だから、何もかもはできなくても、できることをできないと拒みはしない。

 

何かを成しえたい、何かを克服したいと願う気持ちは、聖夜に届くかもしれません。

 

 

 

この時期、ご馳走や美酒の機会は増えます。

今日もあなたの健康のためにできること、拒まないでいてください。

いつも傍にいますから。笑っ

それでは、みなさんの「願い」の叶う年末年始となりますように。

 

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