アルコール分解促進に関する特許を取得しました。

 日本食品ペプチド研究所株式会社は平成29年8月18日に、「アルコール代謝促進剤として有効なオリゴペプチドの製造方法」についての特許を取得しました。

特許に関する主な内容は下記のとおりです。

 

≪特許の主な内容≫

 1.特別な原料

 コーン(とうもろこし)のタンパク質はコーンの胚芽と皮に集中的に存在し、消化されにくいものとされていたため、これまで利用されることがほとんどありませんでした。

 

 2.独自な製法による極限に小さい平均分子量のペプチド

 厳格な反応条件のコントロール及び長年のノウハウにより、第一工程でアルカリ性タンパク質分解酵素による加水分解を行い、第二工程で行う中性タンパク質分解酵素による加水分解により、コーンプロテインをジペプチド、トリペプチドと4つのアミノ酸で構成される超低分子オリゴペプチドに分解します。

 更に、6段階に渡るナノメンブレンの濾過技術によって最高基準のオリゴペプチド製品が実現しました。

この製品は、以下の特徴を持ちます。

 

  • オリゴペプチドの平均分子量は500Da以下、総タンパク質含有量88%以上、オリゴペプチドの比率が90%以上です。
  • 遊離アミノ酸含有量は8%以下、実質上4%以下です。
  • 安定したペプチド断片による多様な生物活性があります。

 

 3.アルコール分解促進

上記の製造方法で得たコーンオリゴペプチドはアルコール分解促進の効果を持っています。

 

■ コーンオリゴペプチドの飲酒に対する効果研究

 22~28才の男性志願者30名に対する実験では、38%の蒸留酒 100ml 飲酒に対して、コーンオリゴペプチドは顕著なアルコール分解促進効果を示した。その機序はまだ完全に解明されていないが、肝臓アルコール分解関連酵素(ADH、ALDH)酵素の活性化や発現促進、その他肝機能に対する保護作用が考えられます。

 

  • ●飲酒後、血中アルコール濃度測定

   濃度依存的に顕著な効果をしめした。

 

  • ●飲酒後、呼気中アルコール濃度測定

  飲酒後30分刻みに行った呼気中アルコール濃度測定によると濃度依存的に顕著な効果を示した。

 

 

 その他の後続研究では、コーンオリゴペプチドの肝臓保護機能や血圧降下機能、筋肉疲労緩和及び筋肉増強機能などが次々と見つかっているが、当特許範囲内ではないため別途紹介します。

 アルコール飲料はストレス解消やコミュニケーションツールなどとして世界中で親しまれています。一方、アルコールの代謝物であるアセトアルデヒドは非常に強い毒性を待ち、短時間での過剰摂取は中枢神経や肝臓などに致命的な影響を及ぼします。そんな中で、アルコール分解促進作用のあるコーンオルゴペプチドの商品化が期待されています。